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中国はやはり中国・・・?

中国がふたたび報道管制を強めている、というニュースがありました。

まあ、予想通りというか・・・。

具体的には、「被害についてよりも、復興のことを報道するように」という温首相の指示を受けて、一斉に復興報道一色になったそうです。

震災から10日が経過し、瓦礫の下にいる5万の人々に、ほぼ生存の見込みがなくなった、というシビアな状況判断があるようです。

死者数は8万人をこえるかもしれないと発表されましたが、中国政府としては、その悲劇を政治利用したいのでしょう。
つまり、今回の未曽有の災害を、「中国共産党の指導でこのように復興させた」という「美談」にする戦略でしょう。一党独裁の国家としては、当然のことでしょうが。


しかし、そういう美談を作らないと、やりきれないほど中国政府、共産党への不満がつのっているようです。

なにしろ被災者は1000万人。今なお530万人が避難所生活をしており、しかもそっくりその地域が、チベット族の居住地に近い、政情不安な地方なのです。

援助物資の到着遅延とか、キャンプ間の格差とか、わずかなことが中央政府に対する激しい不満につながっているようです。

得体のしれない流言飛語が行きかっているようで、ネット上でデマを流した人間が、大量に検挙されているとか。

震災直後は一時的に、全く発言が自由になりましたら、たちまち中央政府、共産党にとって困るような世論が沸騰したのです。

中国政府はキリキリ舞いでしょう。

きちんと民の方向を向いて、本腰を入れて復興に取り組まないと、今度ばかりはどうなるかわかりません。

これもまた、神様が追い込んでおられるのでしょうか。


また、予想どおり、四川省の核施設で、核物質が瓦礫の下に埋まったまま行方不明ということも発表されました。

原発や核兵器工場が、めちゃめちゃに倒壊したまま、震災10日後の今になっても、手がつけられていないというのです。

「放射能など、核汚染の心配はない」と中国政府はいいますが、誰がそれを信用できるでしょうか?

ダムや地震湖が決壊するという噂だけで、被災地はその都度、大パニックになり、右に左に逃げまどっているといいます。

そんなところに、放射能被害の噂でも流れたら・・・。

中国共産党がナーバスになる気持ちもわかります。


これを機会に、中国政府は自分たちのやってきたことをしっかり見直して反省して欲しいものです。


中国に攻め込む国などどこにもないのに、なぜ、あれほど軍事費を使い、核軍拡を続けてきたのか?

国家の威信や政府の権力維持ばかり考え、民のことを考えてこなかったのはなぜか?

なぜ貧しき者の声、少数民族の声に耳を傾けてこなかったのか?


震災で右往左往する中国政府は、こうした「これまでのツケ」に直面せざるを得なくなっています。

中国が、本当に民主的で、平和的な国家になり、中国国民が周辺国の人々とともに幸せに暮らせる国家になるよう、祈りつづけるばかりです。