弱る中国

「身から出た錆」といえばそれまでですが、尖閣問題や南沙諸島問題で大暴れした中国を、日米をはじめほぼ全ての周辺国が「封じ込め」する戦略に転換したことで、中国共産党政権は弱り切っているようです。

中国政府からの公式表明に、アメリカの「アジア重視戦略」について、重ねて警告が発せられるようになりましたが、同時に日本に対しては「融和・雪解けムード」を演出しようと躍起です。

「尖閣問題は一時棚上げすべき」とは勝手な言い草ですが、それだけ彼らも弱っているのでしょう。今年の習近平氏への政権交代を前に、経済、外交の両面で漂う閉そく感を打破するために、まず日本に対して「友好的」なシグナルを送ってきたようです。

昨年の出雲神業からまもなく1年。

中国をとりまく国際環境がガラリと変わり、中国の深いところで数々の変化の兆しが出てきました。どうかこのまま穏和で友好的な国家となり、日本にとっても世界にとっても素晴らしいパートナーになってくれますように。


■「尖閣問題は一時棚上げするべき」 中国外務省局長

2012.1.5 20:36

中国外務省の羅照輝アジア局長は5日、ネット上で市民らの質問に応じ、沖縄県・尖閣諸島に同県石垣市の市議らが上陸した問題に関連し、「解決の条件が整っていないのなら(日中間の同諸島をめぐる)争いを一時棚上げするべきだ」と訴えた。

 中国のネット上では尖閣諸島を武力で取り戻すことを求める強硬意見も目立つ。羅局長は尖閣諸島が中国固有の領土との立場を強調し「みなさんの考え方は完全に理解できる」と断った上で、「個別の問題が両国関係の全面的な発展に影響を与えることを避けなければならない」として問題を棚上げする考え方に理解を求めた。

 また北朝鮮との関係について羅局長は「中朝の伝統的友好協力関係を絶えず強固にし、発展させるのは党と政府の一貫した方針だ」と説明した。(共同)


■「対日重視は継続」…中国・唐前国務委員が強調

【北京=加藤隆則】中国の前国務委員(副首相級)で、「新日中友好21世紀委員会」中国側座長の唐家セン
タンジアシュエン
氏(73)は6日、北京・中南海で読売新聞との単独インタビューに応じ、今秋の第18回共産党大会で胡錦濤
総書記から習近平国家副主席への政権移行が予定されていることに関し、「対日を含む外交方針は継続性と安定性がある」と述べ、対日重視姿勢が継承されることを強調した。

 日中間の摩擦要因となっている尖閣諸島を巡る問題については、「(最高実力者の)トウ小平は(1978年の)訪日時、『我々の時代に解決できないことは次の代に残そう』と語った。我々も次の若い世代に委ねればよい」と述べた。


■尖閣への航海断念し帰港へ 世界華人保釣連盟

2012.1.3 21:27

【台北=吉村剛史】尖閣諸島(中国名・釣魚島)の中国領有権を主張する香港や台湾などの団体でつくる「世界華人保釣連盟」は3日午後、香港から所有する漁船で尖閣諸島を目指して出港したが、香港当局の警告を受け帰途についた。

 船上の連盟幹部は「出航30分後に(香港の)海事当局の船から、出漁目的外の航海は認められないと警告を受けた」と説明した。

 同連盟は、日本に団結して圧力をかけるため、香港の「保釣行動委員会」などを中心に、台湾、マカオ、米国、中国などの団体で昨年1月2日に設立した。