すでに「手詰まり」だからこそ・・・

欧州の先行き不透明感は増すばかり。

スタンダード・アンド・プア―ズ社(S&P)はフランスなど欧州諸国に続き、欧州金融安定化基金(EFSF)も格下げしました。

ほぼ毎日のように「ユーロ、史上最安値」のニュースが出ていますが、問題はだんだん解決先がわからなくなっていることです。昨年秋の時点で200兆円ほどの「バズーカ砲」を撃ち込んでおけば、腰を据えて根本的な対策を打つ金銭的、時間的余裕が出ていたと言われていますが、そんなお金、世界中のどこからも捻り出せないのですから仕方ありません。こうして今、自転車操業的にやりくりしながらじりじりと追い込まれています。

フランスの格下げニュースからはじまり、本当に1月から本格的に様子がおかしくなりました。ギリシャとイタリアの総選挙を経て、フランスの大統領選挙が終わる5月までに、政治的要因でまだまだ荒れるでしょう。

いずれにせよ現時点でもう、神力にお出ましいただく以外の策は「手詰まり」です。


■ギリシャ、近くデフォルトと確信─S&P=ブルームバーグTV

2012年 01月 17日 04:23 JST

[ロンドン 16日 ロイター] 格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)の欧州ソブリン格付け部門責任者モーリッツ・クレーマー氏は16日、ギリシャが近くデフォルト(債務不履行)するとの見方を示した。

クレーマー氏はブルームバーグテレビに対し「ギリシャは間もなく債務不履行となるだろう。難航している債務交換協議の末に、解決策が見出されるかどうかは分からない」と指摘した。


■S&P、欧州基金を格下げ=危機対策にほころび

 【ロンドン時事】米格付け大手スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は16日、欧州の債務危機対策で安全網の役割を担う欧州金融安定化基金(EFSF)の長期信用格付けを、最上級の「AAA」から1段階引き下げ、「AAプラス」としたと発表した。
 先週末に、EFSFの信用力を裏付けていたフランスなどの国債の最上級格付けを引き下げたことに伴う措置。これによりEFSFの支援能力の低下は確実で、欧州の債務危機対策に大きなほころびが生じたことになる。
 S&PはEFSFの格下げについて、「(フランスなどの)格下げの影響を相殺するような信用力の強化策がとられていない」と説明した。今後の格付けについては、格下げの可能性を示唆する「ネガティブ(弱含み)」を解除、欧州当局の対応策を踏まえ見直すとした。(2012/01/17-08:16)