中国共産党の支配はどう変わる?

習近平氏への権力委譲プロセスが、最終段階にある中国です。習氏がアメリカを訪問し、若い頃にホームスティをした町を懐かしむ姿を紹介するなど、中国共産党は「習近平売り込み」のメディア戦略に躍起です。

カナダにパンダを貸与したり、欧州危機の救済を(口だけで)示唆するなど「微笑外交」はいいのですが、しかしその足元で共産党への不満が高まっています。全土で続く暴動が共産党批判に転化しつつあり、たまらずに共産党はしばらく控えていた伝家の宝刀「反日発言の許可」で不満をそらそうとするものの、日本よりもやっぱり中国政府に不満が向かっています。(当たり前ですが)

反政府側としては、習近平氏の政権基盤がぜい弱なうちがチャンスです。とくに、チベットやウイグルの独立運動にとっては、千載一遇の機会。世界中が習近平氏の統治手腕に注目している今なら、あまり無茶なこともできないはず。チベット族は焼身自殺などのセンセーショナルな抗議行動で「勝負」に打ってでました。

「中国の崩壊がはじまる」と、ワールドメイトで予言されたとおり、絶好調だった経済に黄信号がともり、国内は大いに乱れています。「中国は8つか9つの国に分裂するのがちょうどいい」という人もいます(上海や広東出身の在外華僑は、けっこう真面目にそんなことを話します)。

2012年の今年、何が起きるのか。中国の行く方に注目です。


■チベット族の焼身自殺止まらず=習副主席訪米前にも-中国

 【北京時事】中国共産党・政府の高圧的なチベット政策に抗議し、焼身自殺を図るチベット族住民が相次いでいる。習近平国家副主席が13日、米国に到着する直前にも、四川省アバ・チベット族チャン族自治州アバ県で19歳のチベット族僧侶が抗議のスローガンを叫びながら体に火を付けた。
 米政府系放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)などによると、当局者が運び去ったため僧侶の生死は不明。また13日の国営新華社通信(英文)は、同県で11日に焼身自殺を図った19歳の尼僧が死亡したと伝えた。
 四川省などのチベット居住区では昨年3月以降、焼身自殺を図るチベット族の僧侶らが続出。これまでに23人以上に達し、14人が死亡している。(2012/02/14-16:33)