日本経済、巻き返しなるか!?

ようやくのことで、日銀が方針を転換したとのこと。

どんな円高であれ、デフレであれ、傍観者のように「注視し」続けてくださった日本銀行が、はじめて「インフレ目標」に言及。世界的な通貨の切り下げ競争に参加する姿勢をあらわしました。

「リーマンショック以来の3年間ちっとも動かず、今ごろになって何をやっているのだ・・・」と怒っている人もいます。しかし、とにもかくにも、日銀の白川総裁の発表を受けて、円は確実に円安方向にシフトし、株価も急騰しはじめました。

今はまだ、ユーロ危機の影響が甚大で、世界経済の方向性が定まりません。しかし、日本の緩和策が本格化し、民主党政権の退陣が確実になれば、この歴史的な超円高トレンドはおそらく猛烈な勢いで巻き返しを開始することでしょう。「もしも・・・」の話ですが、欧州危機、中国バブルの崩壊危機が何事もなく過ぎていけば、日本経済は大復活を遂げる可能性もあります。

もっとも、それには賢明な政権が誕生することが大前提です。「民主、自民どっともダメ」と評されるなかで「第3極」に注目が集まりますが、「石原新党」や「みんなの党」がどう離合集散するのかみえてこず、大阪維新の会が掲げた「船中八策」のドラスチックぶりに多くの人が戸惑っています。しばらくは日本の政界の混沌が続きそうです。

しかしそれでも、ワールドメイトで以前から予言されいる「古今未曾有の大繁栄」は、静かに、しかし確実に、その準備が完成しつつあります。冬の嵐が厳しいなかだからこそ、春はもう見えないところで始まっているのです。


■日銀追加緩和の反響続く、円キャリートレード復活の思惑も

[東京 15日 ロイター] マーケットでは日銀の追加金融緩和の反響が続いている。円安を好感して日本株が大幅続伸となっているほか、円債先物も一段高。円安継続予想を背景に円キャリートレード復活の思惑も出てきた。

 ギリシャ問題などの懸念要因は残っているが、世界的な金融緩和競争が進む中で過剰流動性相場が加速するとの見方が広がっている。ただ短期筋主導の面が強く、デフレ克服や景気回復の確信が持てないとして実需筋の動きは依然鈍いという。

 <過剰な円高の揺り戻しとの見方も>

 日銀の追加緩和策発表から一夜明けた後も円安・株高・債券高が継続。ドルは78.67円まで上昇し、11月1日以来3カ月半ぶりの高値を更新した。日経平均は一時250円以上の上昇となり、昨年8月以来の9300円台に乗せた。円債市場で先物中心限月3月限は前日比9銭高の142円65銭と続伸した。

 市中に供給するマネーが膨らむことで通貨価値が低下するとの見方が円安を促し、輸出企業や証券会社などの業績回復期待から日本株が一段高となっている。金利低下や流動性増加期待から不動産株など内需セクターの一角も高い。一方、基金による長期国債買い入れ枠を9兆円から19兆円に増額したことで中期ゾーンの金利低下予想が強まっている。

 T&Dアセットマネジメント・チーフエコノミストの神谷尚志氏は日銀の追加緩和策に高い評価を示す。「デフレ克服に向けた大きな前進だ。円安気味で株価も堅調な状況での追加緩和策であり、強い追い風になろう」。物価上昇率1%を目指すとしたことで日銀のスタンスが明確になったとして、インフレ期待にも影響を与えると期待している。

 円キャリートレード復活の思惑も出ている。東海東京調査センター・シニアストラテジストの柴田秀樹氏は「過剰流動性相場の色合いが濃くなってきた。円を売って高金利通貨や新興国株式を買う動きが強くなりそうだ」との見方を示す。これまでは円高懸念が強かったために、もっぱらキャリートレードの対象はドルやユーロだったが、日銀の追加緩和を受けての円安進行で円も対象になる可能性が出てきた。

 世界的な「金融緩和競争」であり、日本だけが突出しているわけではないが、「これまで過剰な円高が進んでいたとすれば、その揺り戻しが起きる可能性がある。1ドル90円程度まで戻してもおかしくない」(柴田氏)という。これまですでに低下していた日本の金利がさらに下がるのは難しく、内外金利差によるキャリートレードは期待しにくいが、超低金利継続期待と円安継続期待が円を売りやすくするとみられている。「値下がりする通貨を売るのがキャリートレードのポイント」(外資系証券)だ。