日本経済に神風つづく?

ワールドメイトの熊野神事の前後からはじまった「謎の円安」。日銀が(他の先進国に遅れること3年にして)ようやくインフレ目標政策に転じたこと、日本の貿易赤字が拡大の一途を遂げていること、ギリシャの債務協議が妥結したことなどの要因が重なり、かなり本格的に円の下落が続いています。1カ月ちょっと前には76円台前後だったドル円は今80円台。同じく97円台まで進行したユーロ円はなんといま106円台。びっくりするような円安です。

おかげで株価も暴騰。熊野神事の直前には8300円台まで落ち込んでいた日経平均が、わずか1カ月で9500円台にのせ、「春には1万円台回復」と気の早いことを言う人も出てきました。輸出産業にとっては神風が吹いたようなものです。おまけに、懸念されていた国債の長期金利の上昇は起こっておらず、日本政府の財政破綻の危機から切り離された「円安、株高」であることも大きな安心材料。

昨年の秋から、富士箱根、氷見、そして熊野と、日本経済のことを祈り続けたとおりに、これだけの世界の荒波にもかかわらず、日本に追い風が吹いているのは、はっきり言って「奇跡」という他はありません。神様に心より感謝いたします。

もっとも、本当に危ない局面はこれからやってきます。

ゴールデンウィークにかけて、ギリシャの総選挙とフランスの大統領選挙が連続して行われますし、ウルフ大統領の退任にともなうドイツ政治のリーダーシップ懸念も重なります。そんな中で、ギリシャ、ポルトガル、スペイン、イタリアの債務不安が再燃しそうなのですから、「一難去ってまた一難」どころか、一難が去るたびに、より大きな困難に直面し続けているのが欧州危機の現状です。

4月、5月、6月の危機を越えられなければ、世界恐慌の発生は必至ですが、ちょうどその頃に、ワールドメイトのご神業が行われます。世界恐慌の発生を阻止し、世界の人々を狂乱化の危機から救うのももちろん大事ですが、日本経済が小康状態を取り戻した今、日本の政府も経済界もしっかりとした成長戦略を描くことができ、この荒波を逆に日本大躍進の端緒とできるように、祈り続けたいと思います。



■ドル約半年ぶり一時80円台、輸入のドル買いや投機的動きも

2012年 02月 22日 13:51 JST

[東京 22日 ロイター] 22日午後の外国為替相場でドルが一時、2011年8月4日以来半年ぶりに80円台に乗せた。午前中の取引で輸入筋のドル買いが入ったほか、経常赤字や日銀物価目標に絡む思惑から円安圧力がかかった。

もっとも市場では80円台の滞空時間は短いのではとの声が支配的。参加者からは「本質的な意味合いとかけ離れた円安志向が強まっており、80円台に乗せても一時的では」(三井住友銀行市場営業推進部の宇野大介チーフストラテジスト)との声が聞かれる。