中国内部の闇

やはり中国の中枢で何かが起こっています。

日経新聞が伝えるところによると、次期主席習近平氏を擁する「太子党」と、これに反発する「共青団」の間で路線闘争が起こっている兆候があるのだとか。とりわけ、共青団が「守旧派」を取り込むためのに、この2月から強烈な「雷峰キャンペーン」を始めたことに、注目が集まっています。

共青団は胡錦濤元国家主席を庇護者として仰いでいるといいます。胡体制がスタートした頃、江沢民前主席の牛耳る上海派と、胡主席を支持する北京派の間で壮絶な権力闘争が行われ、江沢民一派が完全に駆逐される形で収束したことを思い出します(相当な血が流れたともいいます)。今度もやはり、それぞれ現主席と次期主席のもとに集まった勢力による権力闘争ですから、中国共産党史に繰り返しみられるパターンですね。

問題は、今年からはじまる習体制が、きわめて脆弱なことです。共青団だけでなく、軍部や地方政権も習体制との間で駆け引きをはじめています。そして、経済成長の絶頂期と重なった胡体制とは違い、習政権はバブル崩壊やアメリカからの封じ込め政策など、強い逆風の中で船出する可能性が高いのです。

2012年は「中国の崩壊」がはじまる年だと、ワールドメイトではいわれています。もしかしたら、滅びの道に至る争いが、この2月からはじまったのかもしれません。


■中国、権力闘争激化か 国営放送が毛沢東礼賛

【北京=島田学】中国共産党が2月から本格化させた国営メディアを使った思想キャンペーンが話題を呼んでいる。間接的に毛沢東元主席を礼賛する内容で、これは党の次期指導部入りを狙う重慶市の薄熙来党委員会書記ら、老幹部の子弟からなる「太子党」や党内保守派の考えに近い。秋の次期指導部人事を前に、党を二分する太子党と党青年組織の共産主義青年団(共青団)出身者との権力闘争が激化しているとの見方が強まっている。