ハメネイ師、再登場 ― イラン、強硬姿勢へ。

イランのアフマディネジャド大統領は、よほど過激で怖い人だ、と思っていたのですが、さらにやっかいな勢力がイランの権力を掌握する勢いだとか。イランのシーア派原理主義革命の宗教指導者、ハメネイ師です。

反アメリカ、反世俗主義、反スンニがイラン革命政権の国是です。アフマディネジャド大統領が危険とはいえ、昔のホメイニ師に指導されたシーア派革命政府は、テヘランのアメリカ大使館を人質にとるわ、イラクを兆発して8年も大戦争を戦うわと、おそろしく過激な外交姿勢を貫いてきました。(イラン・イラク戦争という大消耗戦を、自国民の被害を一切顧みずに戦い抜いた大統領こそが、ホメイニ師の弟子、ハメネイ師です)

現時点の主戦場はシリアです。一時期、崩壊寸前に追い込まれたシリアのアサド政権は、イランの強力な支援を受け、ふたたび反政府側を圧倒しつつあります。イラン・シリアという「シーア派同盟」に対して、湾岸諸国やハマスなどの「スンニ派連合」が民主化要求勢力を応援して、恐ろしい凄まじい戦闘が続いています。そして、その両者と、欧米そして中露が、それぞれスンニ派、シーア派を応援する形となり「代理戦争」に発展しつつあります。

ここで、イランにより過激な強硬派が台頭しました。ワールドメイトで神様がおっしゃったとおり、「いちゃもんは10年続く」ことになるのは確実のようです。


■イラン選挙、反大統領派が勝利を確実に

【テヘラン=五十嵐弘一】イラン国会議員選挙の開票が3日行われ、最高指導者ハメネイ師を頂点とする保守派のうち、アフマディネジャド大統領に批判的な勢力が、同派の大半の議席を獲得することが確実となった。


 対欧米強硬路線をとる保守派内でも、欧米との対話に否定的な反大統領派が勝利を確実にしたことで、イランの核開発問題などをめぐり欧米との緊張が一層高まる可能性が出てきた。

 保守派系ファルス通信によると、定数290のうち187議席が確定し、保守派は82議席を獲得する一方、イスラム体制の枠内で民主化を求める改革派は13議席にとどまっている。残りは無所属だが、多くは保守派とみられる。本紙集計によると、保守派の議席のうち、大統領派は5%にとどまった。残りは、大統領に批判的な候補という。保守派全体では、現有200議席に達する勢いだ。

(2012年3月4日00時32分 読売新聞)