中国内部の権力闘争

中国の次期主席に就任が決まってる習近平氏の一派に対して、反対勢力が攻勢に出たようです。

次期主席の習氏らを擁立する「太子党」に反発し、現主席の胡氏らをかつぐ保守勢力の「共青団」が、先月あたりから猛烈なキャンペーンをはっていることはすでに報じられてきましたが、ついに太子党ナンバー2の除去に成功したとのこと。

前主席と現主席の勢力が、血で血を洗う闘争を繰り広げるのは見慣れた光景ですが、問題は中国が国家崩壊の危機に直面しつつあること。リーダーシップ不在の間にやっかいな政治、経済上の危機が発生すれば致命的になりかねません。

ワールドメイトでは、今年から中国に大きな試練が訪れることが予想されています。傲慢になりすぎて周囲に迷惑をかける中国も困りものですが、急速に崩壊して世界を道連れにされるのはもっと困ります。中国の「闇組織」のたくらみを阻止しつつも、中国が安定して適度に発展してくれるよう、祈り続ける必要を痛感します。


■薄氏解任 胡主席攻勢 権力均衡崩れる

2012.3.15 21:23

【北京=矢板明夫】中国共産党の次世代指導層の一人と目される薄煕来・重慶市党委書記が15日解任され、これまで均衡がとれていた共産党内部の権力バランスが大きく崩れた。薄氏と対立する胡錦濤国家主席が率いる共産主義青年団(共青団)出身者グループが政局の主導権を握ったことを意味し、秋の党大会後に発足する習近平指導部の権力基盤に、大きな打撃を与えそうだ。

 国営新華社通信が15日に伝えた党幹部人事では、薄氏は解任されただけで、次のポストについて触れていない。このような形の発表は、薄氏は失脚しなくても閑職に追いやられる可能性が高く、政治生命はほぼ終了したと見てよい。

 薄氏は次期最高指導者の党総書記に内定している習近平国家副主席と同じく、元高級幹部子弟で構成する太子党グループに属する。2人は派閥内の競合相手であり、関係は良好といえないが、薄氏が次期指導部から脱落したことは、習氏の派閥の党内における影響力の弱体化につながる。また、薄氏が汚職などの罪で刑事責任を問われるような展開になれば、太子党全体のイメージが低下する。