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激動する世界

ロシアが、越えてはならない一線を、やすやすと越えてしまいました。

欧米の仲介を無視し、南オセチアとアブハジアの独立を承認したことで、グルジアの領土を切り刻んでしまいました。

展開が早すぎて、少し驚きます。

ロシアにはロシアの言い分があり、グルジアにはグルジアの言い分がありますが、いきなり武力で解決しようとするロシアのやり方は、許せるものではありません。
サルコジ仏大統領をはじめ欧州が全力で停戦の努力をし、米軍がグルジア領内および黒海まで進出している状況で、ロシアがここまで思い切った措置をとるとは、さすがに少し予想外でした。

「事態は冷戦時より悪い」とすら言う人がいます。

たしかに、ソ連も横暴を極めましたが、絶対に米国と直接衝突することのないよう、慎重に慎重にふるまっていました。ベルリン封鎖、朝鮮戦争、チェコ動乱、プラハの春、キューバ危機と、冷戦期にはいくつも危機がありましたが、絶対に米ソの軍事力が直接ぶつかる可能性だけはないよう、お互いにギリギリの計算をしていました。

しかし、今回のロシアは、米国の同盟国を公然と侵略し、その領土を切り刻んだのです。米軍が展開しているその目の前でです。

欧州は青ざめ、米国は真赤になって怒っています。


そんな折、北朝鮮がまたゴネはじめました。核施設再稼働を言い始めたのです。

まあ、この国がこういうことをするのは、もともと予想されていたことですが。

せっかくの六カ国協議も振り出しに戻り、拉致問題も先行きがまったくわかりません。米国としては、弱り目に祟り目でしょう。というより、米国の苦境を敏感に察知した北朝鮮が、またぞろゆさぶりをかけるべく、お得意の「瀬戸際外交」に打って出たというのが、今回の実相だと思われます。


このように、8月に入って、米国に激震が連続しています。

はっきりいって、軍事戦略面では、第2次世界大戦以来、最悪の苦境に立たされています。

米軍が全力で戦う可能性がある戦線は世界に3つ存在します。
すなわち、欧州戦線、中東戦線、極東戦線です。 しかし、いくら米軍といえど、この3つの戦線で同時に戦争を遂行する力はありません。

もともと、中東戦略が破たんしかけていた米国です。ロシアと北朝鮮が騒ぎ出しても、欧州や極東に兵力を展開する余裕がまったくないのです。

しかも、米国経済は崩壊の危機。金融不況のみならず、なんと自動車BIG3に倒産の危機という、ショッキングなニュースも飛び込んできました。

その危機感が、米国を変えつつあります。

もともと対ロ強硬派のマケイン候補が、支持率を急騰させ、ついにオバマを逆転しました。


追い詰められる米国。

しかしそれは、日本にとっては「神風」かもしれません。

第2の朝鮮特需、第3のオイルショックというべきでしょうか。

なにしろ、米国は単独で世界を維持できないのです。

それどころか、中東戦線を失うかどうかの瀬戸際で苦しんでいるところに、突然、欧州戦線と極東戦線がのっぴきならない状況になってきた。

欧州と、そして日本の協力がないと、米国は終わります。

次期政権がどちらになるにせよ、マケインもオバマも、日本を大事にするしか、米国が生き残る道はないのです。


本当に、深見先生のメルマガとぴったりの状況が、次々と展開しています。

鹿島神事がはじまってこっち、世界情勢がびっくりするくらいの勢いで、本当にひっくりかえりました。

それは、本当に、呆然とするほどです。