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シリア情勢、アラブ情勢。

夏の間、シリア情勢は大荒れでした。国際機関も撤退し、とどまるところを知らない流血が続いていたのです。

そして、シリアのアサド政権と同盟を組むイラン。虐殺される反政府側に立つエジプトなど、イスラム圏内での対立が激化しました。

しかし、その一方で、アメリカやロシア、中国を巻き込む、世界レベルの緊張は大きく後退しました。今年1月にイラン情勢が一触即発だったことを考えると不思議な静けさです。

ただし、このまま国際的な緊張がなくなるだけでなく、虐殺されるシリアの人々も幸せになりますようにと切に切に祈ります。


■シリア対応めぐり大荒れ=エジプト大統領が介入呼び掛け-非同盟諸国首脳会議が開幕

 【カイロ時事】イランの首都テヘランで30日、途上国など100カ国以上が参加する非同盟諸国首脳会議が2日間の日程で始まった。核開発問題で欧米と対立する議長国イランは、欧米主導の国際秩序形成に一石を投じたい考えだが、エジプトのモルシ大統領がシリアのアサド政権を「抑圧的な体制だ」と非難、シリア代表団が退席するなど大荒れの展開となった。
 エジプト大統領のイラン訪問は、1979年のイスラム革命後の断交以来初めて。両国関係改善の契機になるとの見方もあったが、モルシ大統領は、イランの同盟相手であるアサド政権を痛烈に批判、関係改善機運に冷や水を浴びせた。
 大統領は「正当性を失った抑圧的な体制に対するシリア国民の闘争との連帯は倫理的な義務であり、政治的・戦略的な必然だ。効果的な介入がない限り、流血は止まらない」と訴えた。これに対しシリアのムアレム外相は「暴力を扇動しており、内政干渉だ」と猛反発した。
 モルシ大統領が属したエジプト最大のイスラム原理主義組織であるムスリム同胞団は、中東各地に系列組織を持ち、シリアの反体制運動でも主導的な役割を果たしている。イランはシリア問題の対話による解決を訴えているが、非同盟諸国の間で結束した対応を打ち出すのに失敗した形だ。(2012/08/30-21:02)