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米国の泥沼

ふたたび米国の株価が下落です。

先日も書きましたが、しばらくこうした乱高下が続くでしょう。そしてゆっくりと、確実に米国は衰退していくことでしょう。

当初、金融市場安定のため、米国政府による財政出動は、50兆円程度になる観測されていました。これとて前代未聞であり、世界最大である米国の軍事費に匹敵する規模ですから、驚くべき数字です。

ところが、わずか数日の間に、次から次へと危機の連鎖が続き、発表された数字は70兆円超。

その効果があったのと、先物取引の一部停止など、ある意味、「反則」ともいえる規制で資金を株式市場に誘導するなど、なりふりかまわぬ諸政策のおかげで、いったんは株価は値を戻しました。

しかし、その後も危機の懸念は去るどころか、ますます大きくなるばかりです。

70兆円でもまだ足りなくなり、最終的には100兆円とか、200兆円とかいう巨額の資金が必要になるのでは、とすらいわれています。

全世界の軍事費を合わせても、まだ足りないくらいの費用を、米国は単独で負担しなければならなくなるおそれがあるのです。

すでに、米国の財政赤字は、史上最大規模です。

中東の泥沼、中国の台頭、そしてロシアの急速な軍拡と挑発に対抗するために、先般、大幅な軍事費アップを決めたところに、この金融危機での巨額出費です。

それで、金融危機が収まり、ふたたび米国経済に活力が戻れば、それでもいいでしょう。

しかし、危機の闇は深く、本当の恐怖はこれからです。

オバマであれ、マケインであれ、次期政権は、重い重い財政負担を背負いながら、この苦境を歩んでいくことになります。

ゆっくりと、そして確実に、米国は衰退するしかありません。

ワールドメイトで常々言われている、「米国の時代の終わり」が、だんだん姿をあらわしてきました。

もっとも、これも何度も書いているとおり、米国には急激なクラッシュで崩壊されるより、ゆっくりと軌道修正してもらいながら、段階的に退いてもらうことが一番理想的です。

「不良債権を政府が全面的に買い取る」など、これまでの「米国流資本主義」から見たら、信じられないような施策を打たざるを得ないように追い込まれている米国を、誰が予想できたでしょうか。

利益至上主義、覇権絶対維持のために、なりふりかまわぬ横暴を続けてきた米国は、もう完全に行き詰まり、各国と協調しなければ生きていけなくなります。「米国ひとり幸せであればいい」という時代は、もう終わったのです。


象徴的なのは、弱体化した米国金融機関を、日本をはじめとする各国が買いまくっていることです。かつて、「ハゲタカファンド」などと呼ばれ、世界中で弱い者を買い叩いて暴利をむさぼった彼らは、今や諸外国の餌になりつつあります。変われば変わるものですね。


このように、8月以降、米国に押し寄せた軍事、そして経済の「津波」によって、世界の潮流が、激変しています。

麻生新総裁が誕生しましたが、日本としても、かじ取りが難しいところです。

しかし、危機はチャンスになり得ます。

どんな困難にも出口はあり、苦境をうまく乗り切ればさらなる繁栄が待っているのが、歴史の法則です。

しばらくは苦しいでしょうが、この大混乱の中で、日本の本当の大繁栄の礎が定まっているのかもしれません。

米国の時代から、日本の時代へ。

すべての人類が平和と繁栄の中で暮らせる、世界連邦政府の時代へ。

寄せては返す波の中で、確実に何かが変化しつつあります。

神を信じる私たちは、ひたすら祈りを極め、希望に満ちた時代の到来を待ちたいと思います。