真の福島復興のために

事故原発から途方もない汚染水が海に流出し続けています。地下水を通じて流れ出す1日300トンにのぼる汚染水処理問題は、これまで「見て見ぬふり」をされてきたところがあります。

このたびの安倍首相の決断で、東電まかせにすることなく、国が本腰を入れて対策することになったのは大きな一歩ではあります。しかし、今のところ抜本的な解決策がないといい、そもそも本当のところどの程度の放射性物質が海に流れ出ているのかも不明。困ったことです。

事故当時、世界中の国々が「世界の海はつながっている」といって心配していました。実際、東北被災地から流出した漂流物がアメリカ大陸に漂着したり、太平洋を一周回って日本海で発見されたりしているのをみると、汚染水が海に流出し続けることがいかに恐ろしいことかよくわかります。決して、人ごとではありません。

福島の猪苗代湖で行われるワールドメイトのお盆神業では、東北、福島の復興を祈念します。汚染水流出問題も含めてきちんと根本的に解決されるよう、しっかり祈り続けたいと思います。


■汚染水、1日300トン海へ…経産省が推計

東京電力福島第一原子力発電所から汚染した地下水が海に流出している問題で、経済産業省は7日、汚染水の流出量は1日で300トンに達するとの推計を公表した。


 安倍首相はこの日の原子力災害対策本部の会議で「(汚染水対策は)東京電力に任せるのではなく、国としてしっかり対策を講じる」と述べ、茂木経済産業相に対し、早期の流出防止に向け、東電を強く指導するように指示した。

 経産省は8日に開く汚染水処理対策委員会で、今後の対応の優先順位などを協議する。さらに2014年度予算の概算要求に、汚染水対策の関連研究費を盛り込む。東電の対応が後手に回り、汚染水問題解決のめどが立たないことから、国が予算を投入し、積極的に関与する方針を明確にする。

(2013年8月7日23時22分 読売新聞)