ウクライナで政権崩壊

大きな衝突が続いていたウクライナで、現職のヤヌコビッチ大統領が失脚。政権が崩壊しました。

「不当逮捕」され、「政治裁判」で有罪になっていたとされるティモシェンコ元首相が復活し、最大野党「祖国」を率いて新政権発足に意欲をみせていますが、与党側の抵抗も強く、ウクライナは国土が分裂する危機に瀕しています。

つまるところ、ウクライナ史に血みどろで繰り返されてきた、「親ロシア派」と「反ロシア派」との争いです。

プーチン大統領が、五輪開催中で過激な対抗策をとれない時期を狙った政変劇でもあり、その意味で「オリンピックの神の裁き」は今回も正確に下ったといえそうです。

それにしても、深見先生がカオス神や鳴門の神様のご発動について語られたとたん、海の向こうで国がひっくり返るような大混乱が発生し、急展開を迎えたことは驚きです。

このウクライナ情勢は日本にとっても大きな影響があります。

安倍首相が先進国首脳のなかでただ一人ソチ五輪の開会式に出席して、プーチン氏に大変感謝されたそうですが、孤立しつつあるロシアに接近することで、中国を北から牽制することに成功しています。

しかし、自由、民主主義、人権を掲げてきた日本外交が、目に余る人権抑圧を行ってきたロシアをパートナーとすることのリスクは大きく、靖国参拝ですきま風の吹いた日米関係への影響も気になります。

ウクライナという国が存続するのか。日ロ関係は、そしてそれが、日米関係、日中関係にどう影響するのかも含めて、静かな正念場といえるでしょう。

25日からワールドメイトで行われる、締めくくりの節分大祭に向けて、しっかり祈り込んでいかねばと改めて思いました。


■ウクライナ政権崩壊 ヤヌコビッチ大統領、出国図る

2014.2.24 07:22更新

 【キエフ=遠藤良介】ウクライナ最高会議(議会)は22日、ヤヌコビッチ大統領の解任を決議し、同氏はこの日夜、東部ドネツクの空港から出国しようとして阻まれた。インタファクス通信などが伝えた。ヤヌコビッチ氏に近い高官が出国を図る動きが相次ぎ、与党の地域党は23日、反政権デモ隊と治安部隊の衝突で多数の死者が出た責任はヤヌコビッチ氏にあると宣言。政権は事実上、崩壊した。


 議会はトゥルチノフ氏を新議長に選出、大統領代行にも任命した。同氏は大統領の政敵で最大野党「祖国」の有力者であるティモシェンコ元首相の側近。23日には議会の各会派に、25日までに暫定政府の樹立で合意するよう求めた。

 また、議会は新たな内相代行にアバコフ氏を任命した。同氏は23日、ヤヌコビッチ氏のチャーター機は適切な手続きを取っていなかったため飛び立てず、「航空機から出てきたヤヌコビッチ氏は車に乗ってどこかに去った」と述べた。アバコフ氏は解任されたザハルチェンコ前内相代行やプションカ検事総長らも空路で出国を図ったが、阻まれたとしている。

 アバコフ氏はまた、「ウクライナ国民に対する重大な犯罪」に関し、ヤヌコビッチ政権幹部も含めて捜査すると述べた。国家保安局を統括する全権委員に任命されたナリワイチェンコ氏も、「犯罪を命じた指導者を拘束するため速やかに措置を取る」としている。.

 一方、議会の決議を経て釈放されたティモシェンコ氏は22日、キエフの独立広場で「私は政治家に戻った」などと演説。政治活動の再開を宣言し、5月に実施予定の前倒し大統領選に出馬する意向も表明した。.

 米露外相は電話会談を行うなどして対応を協議したが、「政変」の評価をめぐって両国の立場の隔たりが浮き彫りになっている。