ISIS、バグダッドに迫る

突然に世界を騒がすようになった「ISIS: Islamic States of Iraq and Syria)」は、もうまもなくでバグダッドに到達します。

北部では武器を置いて逃げ出すばかりだったイラク正規軍も、首都の近くでは頑強な防衛戦を展開しており、現地はさながら地獄のような状況だそうです。

また、ISISだけでなく、北部のクルド地域では武装クルド人組織も活発に戦闘を続けています。イラクはもう、正規軍(シーア派)、ISIS(スンニ派)、クルド自治政府の3つに分裂し、内戦状態です。

さらに問題なのは、ISISとほぼ同一組織であるアルカイーダが完全復活したことと、全中東のスンニ派イスラム教徒に、彼らを応援する動きが大きなうねりとなっていることです。50万人ともいわれるISISの資金、装備ともに国家的規模にふくれあがっています。

そして、シーア派の盟主イランがこれを黙ってみているかわからないことです。ISISの目的は、ようやくイランが実質的に制圧したイラクとシリアの奪還です(イラクのマリキ首相もシリアのアサド大統領もイランの同盟国)。隣接するイラクとシリアという広大な土地を、強大なスンニ派軍団ISISが制圧してしまえば、イランにとっては重大な脅威です。

もし、イランが介入したり、サウジ・アラビアが介入したりすれば、中東は大混乱に陥ります。米軍が艦載機や無人機で空爆したくらいでは、とてもおさまるような戦争ではありません。

ワールドメイトでは今年、予想もしなかった「大混乱」が発生すると言われていましたが、まさかこれほど重大な局面が中東に訪れるとは全く考えていませんでした。

私達としてはひとつでもふたつでもできることをするしかありません。世界の人々のために北極免因超修法を申し込み、命乞い形代を書き、だたただ、世界と中東の平和のために祈り続けたいと思います。



■ISIS、バクダッドの北60キロまで侵攻 イラク

2014.06.18 Wed

バグダッド(CNN) イラク全土で進撃を続けるイスラム教スンニ派武装勢力「イラク・シリア・イスラム国」(ISIS)は17日、首都バグダッドの北約60キロに位置するバクバへの進撃を開始した。

ISISのバクバへの進撃は16日夜、同都市西部の警察署への大規模な攻撃から始まった。治安部隊とISISの武装勢力が激しく衝突し、当局によると、少なくとも治安部隊の隊員1人、武装勢力のメンバー9人、囚人44人が死亡した。またイラク国営テレビの報道によると、ISISの武装集団が地元刑務所に手投げ弾を投げ入れ、52人の囚人が死亡したという。

現地の警察や知事室の関係者によると、ISISの武装集団は同都市を支配しようと攻撃を強めているが、まだ陥落はしていない。同都市のすぐ西に位置する村々や一部地域はすでにISISの支配下にあるという。バクバ西部の住民、特にシーア派の住民は同都市から避難しているという。

またバグダッドでも、道端に仕掛けられた4発の爆弾が爆発し、少なくとも2人が死亡、8人が負傷した。地元警察が明らかにした。誰が爆弾を仕掛けたのかは明らかになっていない。

さらにクルド自治政府の治安部隊によると、バグダッドの北約89キロに位置するサアディヤ近くでも、ISISからサアディヤの支配を奪い返そうとするクルド人民兵組織「ペシュメルガ」とISISの武装勢力が衝突したという。両者は、キルクークの南西に位置するバシール村の支配をめぐっても争っている。

一方、米国防総省はイラクにさらなる武器・兵士を投入し、オバマ大統領の命令に備えている。バグダッドの米国大使館には、警備強化のためすでに数十人の海兵隊員や陸軍部隊が派遣されており、さらに支援要員として100人が待機しているという。

ペルシャ湾には、空母「ジョージ・H・W・ブッシュ」のほか、5隻の空母が配備されており、500人以上の海兵隊員と数十機のヘリコプターが待機している。

また英国のキャメロン首相は17日の記者会見で、シリアとイラクにおけるISISの進撃は「英国の安全保障上の最大の脅威だ」と述べた。

キャメロン首相は「何としても現地の英国民の安全を守る」とし、具体策として「陰謀に関与した者を逮捕」し、さらにISISが活動する地域における「安全確保、治安維持、諜報活動を重点的に行う」と述べた。