半島情勢は「妙なこと」に

中国と韓国が「反日」で仲良く同調して気勢を上げるのはいいのですが、やればやるほど彼らのほうが孤立しています。

強固になった日米同盟だけでなく、オーストラリア、インド、トルコ、モンゴル、ベトナム、フィリピンといった国々が、実質的な日本の「同盟国」となって中国や韓国を包囲しつつある今、そこに「妙な」仲間が加わりそうです。

なんと北朝鮮。

拉致問題で日本との関係修復を急ぎ、体制存続を支えてもらいたい北朝鮮は、ここにきて中国と韓国に対する批判をエスカレートしています。半島情勢は「妙なこと」になってきました。

はたして北朝鮮という国家を信じていいものかどうかは疑問ですが、予想外の展開で日本に擦り寄ってきた金王朝を、中国も韓国も呆然としてみつめているようです。

いずれにせよ、まずは拉致被害者を全員速やかに帰還させ、核兵器を放棄し、地域の安全に脅威にならないことを誓約してもらいたいところですが、ワールドメイトのゴールデンウィーク神業あたりを転機にして、日本と中国、韓国をめぐる状況がガラリと変わりつつあることには、素直に驚くしかありません。


■北の機関紙「労働新聞」が中国を批判 「日本外交にとってはベストタイミング」と専門家

2014.7.8 22:57

北朝鮮と中国の関係悪化が顕著になってきた。中国の習近平国家主席が3、4両日に訪韓。中国の最高指導者が就任後に北朝鮮より先に韓国を訪問するのは初めてで、北朝鮮は中国への反発を強めている。朝鮮労働党機関紙「労働新聞」も、“大国主義者”という表現で中国を暗に批判した。

 中韓首脳会談を前にした6月28日付労働新聞は論説の中で、「偉大なる大元帥さまたちの領導があったので、帝国主義者たちのどんな強権策動も、大国主義者たちの圧力もわれわれ人民を屈服させられなかった」と主張した。

 北朝鮮では一般的に「偉大なる大元帥たち」は金日成主席と金正日総書記を、「帝国主義者」は米国を指す。大国主義者については、北朝鮮政治が専門の礒崎敦仁・慶応大学専任講師は「北朝鮮では以前から使われている表現で、主に米国、さらには旧ソ連や日本を非難する際に使われた。今回は『大国主義者たち』と複数形になっているので、この中には中国も含まれているだろう」と指摘した。

 北朝鮮は昨年、今後の国家方針として、経済建設と核開発を同時に進める「並進路線」を決定。逆に中国は北朝鮮に対し核放棄の圧力を強めており、両国の溝は深まるばかりだ。