朝鮮半島の危機をみて思うこと。

一時、かなり深刻と伝えられた朝鮮半島危機は一転して緊張緩和へ。

一部メディアは「韓国の勝利」と判断していますが、ちょっと冷やっとする場面でもありました。

最悪の事態は免れたとは言え、いろいろなことを考えさせられる事件でした。日本をめぐる安全保障環境は決して安心できる状況になく、いつ、なんどきどんなことがあるかわかりません。琵琶湖で深見先生に教えていただいたことをあらためて思い返し、国民の一人として責任のある判断が必要だなと感じました。

もちろん、世界中の軍備が全廃され、最初から戦争の危機などない世の中になるのが最上の理想です。そして私達はそのために日々、祈り続けているわけです。しかし、そこまで行き着くにいはまだまだ時間がかかりますし、途中に山坂もあります。理想と志を高く掲げ、その旗は絶対に降ろしてはならないと思いつつ、目の前の現実的な問題にはきちんと備えていく必要もあるなと、国会での「騒動」などとあわせて考えました。

そういった形で、今回の朝鮮半島の危機を日本の現状に重ねてとらえた方も多いとすれば、その背景には何か深淵な神様のおぼしめしがあったのかもしれませんね。


■緊張緩和合意はなぜ? 韓国の強硬策奏功 北朝鮮は異例の「遺憾」表明

【ソウル=藤本欣也】合わせて40時間を超えた南北高官協議は韓国の狙い通りの結果に終わった。朴槿恵大統領は24日、北朝鮮の挑発行為について「謝罪と再発防止が最も必要だ」と述べ、譲歩しない姿勢を示していた。今回の合意はその発言に沿った内容で、韓国の強硬策が奏功した形だ。

 協議では政治宣伝放送の中止を求める北朝鮮に対し、韓国が「まず北朝鮮の謝罪が先だ」との姿勢を崩さず難航した。結局、北朝鮮側は20日の砲撃に関しては触れなかったものの、韓国軍兵士2人が重傷を負った4日の地雷爆発について「遺憾表明」を行った。

 韓国側が当初要求していた「明確な謝罪」ではないものの、北朝鮮が自らの行為に「遺憾」を表明したのは2002年の黄海での銃撃戦以来で、極めて異例のことだ。

 一方、北朝鮮が強く要求していた「政治宣伝放送の中止」には、「不正常な事態が生じない限り」という前提条件が付いた。つまり、北朝鮮が再び挑発行為などをした場合、韓国は政治宣伝放送を再開する意味合いが含まれており、北朝鮮が難色を示していた「再発防止策」の1つとなるものだ。

また、ちょうど25日に任期5年の折り返し点を迎えた朴大統領が、任期後半の成果としたい「南北離散家族再会事業の実施」についても、韓国側は秋の事業再開に向けて実務協議を始める合意を取り付けた。

 一方の北朝鮮側は、外貨獲得手段の1つとして「金剛山観光事業」の再開で合意したかったとみられるが、合同発表文では「多様な分野での民間交流を活性化する」と表記されるにとどまった。

 北朝鮮が今回、大幅な譲歩を迫られた背景としては、(1)想定以上だった韓国の強硬姿勢(2)韓国軍と共同対処する姿勢を明確にした米軍の存在(3)来月3日に抗日戦争勝利記念事業の開催をひかえた中国の圧力-などが指摘されている。

 ただ、国際社会で孤立を深めていた金正恩体制が、「南北関係改善のための当局者会談」を対北包囲網の突破口に利用し、日米韓の足並みの乱れを誘おうとする可能性もある。