水没するだけでなく、高温で人が住めなくなる・・・?

COP21にあわせるように地球温暖化関係のニュースが次々に出てきます。

ちょっと驚いたのは、このままいけば、ペルシャ湾岸地域が30年後に「生存限界」を迎える可能性があるという記事です。

イラクなどでは、すでに夏の気温は摂氏50度とか60度とか信じられないレベルに達するようになっていますが、湾岸地域全体にこれが広がれば確かに人も住めなくなるでしょう。

それは大変な悲劇を意味します。また、周辺国、世界全体に与える影響も甚大です。内戦で苦しむシリアの人々が移民として溢れ出たことで、欧州全体を揺るがす大騒動になっています。小国であるシリア一国ですらこれなのですから、その数十倍もの人々が住むべき土地を探して移動を始めたら、人類全体に途方もない悲劇がもたらされます。

食べ物や水を求めてさまよう人々が、最後の最後の核を使うような展開になれば・・・。考えたくもない未来ですが、地球温暖化で気温が数度変わるだけで、大きな大きな災厄が人類を襲う可能性はやはりあるのです。

そうした悲劇が発生しないよう、ワールドメイトで私達はこれまでも祈り続けてきましたが、なかなか「二の関」は越えられません。

ちょうど、奥深いご神業が行われている今、原点に立ち戻り、全人類への愛念を込めて祈りを続けたいと思います。



■ペルシャ湾岸地域、高温多湿化で30年後に「生存限界」を迎える可能性

地球温暖化の結果、イラン・イラク・サウジアラビア・アラブ首長国連邦などのペルシャ湾沿岸地域では、高温多湿化が30年後には、人間にとっての「限界」に達する可能性があるという研究結果が発表された。

現行の気候モデルは、地球温暖化によって、将来一部の地域の気温が、人間が生存可能な限界値に達することを示唆している(日本語版記事)。だが、『Nature Climate Change』誌にこのほど掲載された新しい論文によると、ペルシャ湾では、気温の上昇と湿度の上昇という致死的な組み合わせにより、「限界」がこれまで予想されていたよりかなり早く訪れる可能性があるという。

気候学研究者クリストフ・シェアーによると、この地域は特に、暖海に近いため、極端な高温多湿気候になりやすいという。ペルシャ湾は、水域が比較的浅いので、大洋に続く一般的な入り江よりも熱を吸収しやすいらしい。

ジェレミー・パルとエルファチ・エルタヒアは、複数の気候モデルによる解像度25kmのシミュレーションを利用して、将来の気候変化がペルシャ湾沿岸地域に及ぼす影響を予測した。

両氏が採用したのは、一般的に用いられているふたつの気候シナリオで、いずれも、大気中の温室効果ガス濃度を考慮している。ひとつは、これまでどおりの状況で温室効果ガスの濃度を予想したシナリオ。もうひとつは、温室効果ガスの発生を抑える対策が採られると仮定したシナリオだ。

温室効果ガスのいまの状態が30年間続く前者のシナリオでは、イラン、サウジアラビア、カタール、ドバイ、アラブ首長国連邦といった諸国における気温と湿度が危険な領域に達するという結果になった。

パル氏とエルタヒア氏は、こうした気温と湿度の上昇によって、この地域がさらに発展する可能性が失われ、石油などの化石燃料の生産が妨げられる恐れもあると指摘している。

蚊によって伝播される感染症など、気候に左右される感染症を通じて、健康に間接的な影響を及ぼす可能性もある。蚊は、温暖で湿気の多い気候で繁殖するからだ。

ただし、この研究では、算定の限界がある。大気測定に用いられるデータは、比較的解像度が高く、25平方キロメートルの範囲をカヴァーしているのに対し、将来の海況予想に用いられるデータは、解像度がそれよりも低いデータセットのものだからだ。それによってこうしたモデルの結果の有効性が失われるわけではないが、データの解像度が同じモデルのほうが説得力はあるだろう。