中東情勢は混迷模様ですが、、、。

先週末の米英仏のシリア攻撃の余波が続き、中東がまた混迷模様になっています。

ただ、今日までのところ、関係国、周辺国の反応はまちまちであり、即座に大きな戦争に発展する展開にはまだなっていません。米英仏の攻撃は一回に限られそうですし、ロシアやイランの対応もまだまだ慎重です。何より他の中東諸国がバラバラのまま、とりあえず様子見の状況と言ってよいようです。

無辜の民が殺され、外国が介入してきてまたさらに犠牲者が出る、、、というあまりに悲惨な連鎖が続くシリアです。とにもかくにも内戦も戦争も全てきれいに収束して欲しいと祈りたいと思います。

どうか一日も早くミロクの世がやってきて、世界に平和が、世界中に愛が満ちあふれる時代がやってきますように。



■「全面支持」「政治解決を」 中東諸国、割れる反応

米英仏の対シリア軍事攻撃では、中東の主な国々がさまざまな反応を示した。サウジアラビアやトルコが支持する姿勢を打ち出したのに対し、イラクやエジプトなどは懸念を表明した。米国との親密さや国内の事情、周辺国に対する思惑などが浮き彫りになっている。

トルコは「歓迎」

 トルコは「作戦は適切な反応だった」と歓迎の意を示し、「アサド政権は専制政治を行っている」と指摘した。

 トルコはシリア北西部に部隊を派遣しているが、その目的は、アサド政権維持を図るロシアやイランと違い、少数民族クルド人の勢力をそぐことにある。

 一方でロシアやイランとともにシリア和平主導を目指す立場でもある。今回のシリア攻撃では、米軍などが駐留する自国のインジルリク空軍基地は使われなかったとも言明し、ロシアなどへの配慮もにじませた。

 サウジ外務省は軍事攻撃に「全面的な支持」を表明。中東の盟主の座を目指し、次期国王と目されるムハンマド・ビン・サルマン皇太子と、トランプ米政権との距離の近さが表れた。

 同じ米国の同盟国イスラエルのネタニヤフ首相も、「(シリアへの)関与が言葉だけではないことを示した」と攻撃を称賛し、「イランや関連組織に前線基地を提供したことがシリアを危機にさらす」とアサド政権を警告した。

カタールも攻撃支持を表明した。同国のウデイド空軍基地は米軍の重要拠点だが、攻撃に使用されたかは確認されていない。ただ、シリアは米戦闘機の出撃に使われたとし、間接的に攻撃を支援したのは「恥ずべきことだ」と非難している。イランとの接近などを理由にサウジなどが断交して10カ月となるカタールの難しい立場がうかがえる。

イラクは「危険」

 これらに対し、イラクは「とても危険な展開だ」と懸念を示した。同国では昨年、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)がほぼ壊滅し、復興に向けた国内安定が急務だ。隣国シリアでの不安定要因を危惧する心理が見える。

 エジプトは「軍事行動の拡大はシリア国民にとってマイナスだ」と表明、ヨルダンも「政治的解決がシリア安定のただ一つの道だ」とくぎを刺した。両国はイスラエルと平和条約を結んでおり、対米関係も悪くない。にもかかわらずこうした反応が出るのは、それぞれが抱える事情がある。

 エジプトは分断状態のパレスチナの和解を主導するなど地域での発言力を取り戻す狙いがあり、米欧の介入策を嫌うアラブ世論を意識した可能性がある。一方、シリア南部と国境を接するヨルダンは大量のシリア難民を受け入れており、シリアでの緊張の高まりを歓迎できないのが実情だ。

 「支持」と「懸念」が入り乱れる中東諸国の反応は、米英仏の軍事攻撃という重大な局面にもかかわらず、地域の問題に主体的に対処できない実態を映し出している。