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がけっぷちのアメリカ

これほど息詰まるニュースが連続することは、かつて記憶にありません。

全世界で、「疫病」、「恐慌」、「戦争」という、3つの災厄が同時に進行しているのです。日本にいて、平穏な生活を営んでいることが、奇跡のように思えます。

3つの危機はすべて、アメリカ合衆国を直撃しています。アメリカの時代が終わっていこうとする、巨大で激しい歴史のうねりを感じます。と、同時にアメリカがどちらに倒れても、致命的な影響を受ける日本にとっても、死命にかかわる問題です。

まず、疫病。
ついにアメリカで、新型インフルによる最初の死者が出ました。米国政府の必死の対応にもかかわらず、感染は拡大の一途。世界的にも、アジア、中東にまで広がり、早くもWHOはフェーズ5への移行を検討し始めたそうです。なんとか少しでも被害を封じこめること。そして、さらなる強毒性ウイルスに変異する前に、根絶すること。これができるかどうか。時間との戦いです。

次いで恐慌。
昨日、急転直下で交渉が妥結し、クライスラーの延命が決まりました。もっとも、これで救済されたわけでなく、GMともども生存ギリギリの経営改革を要求されます。米国民の富と豊さの象徴だった「ポンティアック」の生産中止など、アメリカ産業の落日を象徴するニュースが続きますが、米国民への心理的なインパクトはかなり大きなものがあります。

そして、戦争。
やんやと尻を叩かれて、ようやくパキスタン政府がタリバン掃討作戦を開始しました。しかし、猛烈な反米感情と政府への不満を募らすパキスタン国民の間に、タリバンへの強いシンパシーが生まれており、作戦の成功は幾重にも疑問符がついています。
それでなくとも、パキスタン政府は国内の一部地域でタリバンの支配を認めており、そのエリアは掃討区域に入っていません。絶対安全の後背地を持ったゲリラ相手では、どんな正規軍も勝つのは不可能。ましてタリバンは、ソ連軍もアメリカ軍も撃退した、世界史上最強のゲリラです。装備も訓練も大きく劣るパキスタン軍が勝てる相手ではありません。
恐ろしいことに、この作戦の帰趨次第で、中東はじめ世界の情勢は致命的に変化しますが、アメリカは手をこまねいて見ているしかできないのです。

荒波に次ぐ荒波。同時に、しかも波状的にやってくる困難です。これを乗り越えないと、アメリカに未来はなく、世界は破滅の淵に沈みかねません。

極限の挑戦が続くなか、今日、伊勢でワールドメイトのゴールデンウィーク神業が幕をあけました。

私たちは、そこに希望を託すしかありません。

世界の人々のために。