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パキスタン軍、優勢

一時は首都陥落まで危ぶまれたパキスタンですが、タリバンとの北部での決戦を、優位に進めているようです。タリバンの精鋭が立て籠る要衝ミンゴーラを奪回したとの報。

とはいえ、あまり楽観視できないのが、こういう戦勝報告です。日本でも、「大本営発表」といえば、「眉唾もの」の代名詞といった時期がありました。

タリバンの得意は山岳でのゲリラ戦ですから、市街地で敵に一定の出血を強いたあとは、当然、すぐに撤退するでしょう。そして、主力は背後に回り込んで、補給路や後背地を叩くわけです。正規軍はこういう損耗に耐えられませんから、やがて足がとまり、よろめくように倒れます。

戦争は望みません。命はひとつでも失われて欲しくない。しかし、今、タリバンがパキスタンを制圧したら、人類に悲劇が訪れます。パキスタンは、核武装しているのです。タリバンが核兵器を持つ世界を、私たちは想像できるでしょうか。その意味で、今回のパ軍の奮闘には、手に汗を握るものがあります。

お隣の朝鮮半島と、中東のパキスタンで、世界と日本の運命を決めかねない戦いが、一方は静かに、一方は激しく続いているのです。



■パキスタン軍、スワート地区要所をタリバーンから奪回

イスラマバード(CNN) パキスタン軍は30日、イスラム強硬派タリバーンの掃討作戦で、北西辺境州スワート地区の最大都市ミンゴーラを奪回し、大きな成果を挙げたと発表した。

ミンゴーラでの戦闘は約1カ月続いていた。パキスタン軍関係者がCNNに語ったところによると、同市内の戦闘員らは激しく抵抗していたものの、パキスタン軍が進攻すると抵抗が弱まった。一部戦闘員は、同市近郊に依然残っている。

パキスタン国内各地ではこのところ、東部ラホールと北西辺境州の州都ペシャワルで、爆弾攻撃が相次いで発生。27日のラホールの事件は、警察の建物を狙った自爆テロで、27人が死亡した。29日には首都イスラマバード市内の警戒水準が引き上げられた。

タリバーンは、パキスタン軍が北西辺境州で掃討作戦を終了するまで、国内各地で攻撃を継続すると警告している。